2020年5月22日金曜日

Vol.9 神々が宿る革鞄




皆様、こんばんは。


SEEGER(ゼーガー)ネタばかりでも飽きちゃうので、今日は違う話題で。


皆様、外出自粛中なので在宅時間が長いと思いますし、

映画?本?芸術とか何でもいいんですが、最近何か感動したことってありますか?


私は40歳越えたくらいからかな~、、玉置浩二さんの歌に感動します。

何回聴いても、観ても、です笑


何というか、魂を揺さぶられるんですよね~。月並みな表現かもしれませんが。。


さあ、そしてですね、この「魂を揺さぶる」という言葉に

わたくし連鎖的に想起してしまう鞄職人さん、そして鞄たちがいます。


今日ご紹介させていただきたいのはこのお方。


*画像はオルタスHPより

オルタスの小松さんです。

初めて小松さんにお会いし、鞄たちを拝見したのは2012年ころだったと思いますが、

すごく物腰柔らかで気取らない気さくな小松さんに対し、

小松さんの作った鞄たちの佇まいに圧倒されたのを憶えています。



強烈な存在感!!


整然とした細かーいピッチのハンドステッチ、美しく丹念に磨かれたコバ、

水平線のように延々とまっすぐ伸びているような念打ち、、、

加えて欧州の最高級皮革を纏ったその鞄たちは明らかに別格でした。


「すげえな。。すげえな。。。すげえな。。。。スゲーな。。。。




*画像はオルタスHPより






これはね、実物を見ないとわからないでしょう。

どれだけいい写真に収めても伝わらない風格。


私も実は長い間手縫いでレザークラフトレベルのものを作っていたことがあり、

作りのイロハは実践は別として、知っています。

それらの技術を何というか、超高次元で駆使しているのが瞬時に感じ取れました。




そこから何度かお会いする機会があって、

小松さんの作品の持つその“格の違い”の秘密をそれとなくご本人に伺った際、



「こういう工程に手間暇かけることで違いを生み出せるようにしてます」

(注:これはさすがに明記はしませんよー)



とおっしゃっていたのを鮮明に憶えており、その時はね、深く感動しました。

私が知っている以外の細部に神々が宿っているんです。

(ええ~っ?そんなとこに神を??オーマイガーみたいなニュアンスでしょうか笑)



皮革の経年変化だけではなく、鞄としての造形美、機能美が時を重ねるごとに

深まってゆく、そんな理想の鞄を地道で高度な手仕事を駆使し

製作していらっしゃるのかーと思うと、、世代を跨いで使いたくなりました

(閃いた!Pass it over プロダクトと名付けよう)。




道を究める人って、尊敬に値します。私の出会った職人さんたち、

すごい方々たくさんいらっしゃるんですが、その中で

歴代最高のハリネズミ的なお方です!!


死ぬまでに持ちたい鞄、筆頭です。



コロナが落ち着いた暁には、皆様もご興味あればぜひ店舗兼工房に足を運んで、

実物を手に取って見てくださいね。
*ちなみにすべてオーダーメイドですのでご承知おきを。




では、今日はこの辺で。


管理人Y


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