2025年7月24日木曜日

Vol.39 素材について(スミクロコ コレクション)

 



皆様、こんにちは。


大変ご無沙汰しております。

何とか生き永らえておりますが、しかしなんという暑さ!!

灼熱地獄ですね。

水分補給をしっかりして熱中症には十分に注意しましょうね。


さて今回はすでに展開している特別生産品のスミクロコ(墨染めクロコ)について

少しご説明をしたいと思います。


墨染めは近年彗星のごとく登場した、純和風のニュアンスが強い墨汁での染色を施した

クロコで、その陰影は水墨画を彷彿とさせ、海外ではまずお目にかかれないであろう

侘び寂びを感じさせる、日本ならではの美しさを表現した最高級クロコです。


鱗一つ一つに濃淡が付き独特な表情になっています。


こちら鞣しはもちろん藤豊工業所

ただし今回は前出のヌメクロコヒマラヤと違い、基本はクローム鞣しとなります。

その理由は渋(タンニン)鞣しだと墨が定着しにくく、墨汁の特徴を生かした黒に

仕上がりにくいためです。

とはいえ日光堅牢度は4級以上を保持、

品質の高さはまさに”お墨付き”の特別仕様となります。



合わせの革はおなじみプエブロのネロ(ブラック)をチョイス!和紙を連想させる質感が

水墨画のイメージに重なります!



また、一部モデルに関しては定番でも使用しているボーダーハードのブラックを合わせ、

よりビジネスライクなコンビネーションにしております。




今回のコンビネーションは同系色で、ある意味トーンonトーンの醍醐味を

経年変化とともに堪能できてまた違った楽しみ方をしていただけるのではないかと思います。



それでは、今日はこの辺で


管理人Y